映画「フランダースの犬」を観た
題名:フランダースの犬
原題:A DOG OF FLANDERS
1時36分
1998年アメリカ(初公開年月 1999年8月)
監督:ケヴィン・ブロディ
製作:フランク・ヤブランス
製作総指揮: マーティン・J・バラブ, マーク・ダモン
原作:ウィーダ
脚本:ケヴィン・ブロディ, ロバート・シンガー
出演:ジェレミー・ジェームズ・キスナー,ジャック・ウォーデン,シェリル・ラッド,ジェシー・ジェームズ,ファレン・モネット,ジョン・ヴォイト,ブルース・マッギル,エイドリアン・ポール
http://movie.goo.ne.jp/dvd/detail/D110470356.html
評価:
ハリウッド実写版がある事を最近知って、
早速観てみる事にした。
なんと云ったらいいんだろうか?
やはり、俺としては、幼少の頃見た日本のアニメ版の印象が強く、
どうしてもそれを基準にして観てしまう。
アニメ版に比べて展開が早く、無理やり96分に詰め込んだ、
と、云う印象を受けたのは間違いない。
勿論、原作を読んでないので、どちらが原作に近いかは分からない。
でも、アニメ版の中にある、おじいさんのネロへの愛情や
街のみんなが徐々に冷たくなっていく姿や、
ネロが誠実で正直に生きていく姿が、あまりにも割愛されていて、
この映画で初めて「フランダースの犬」に触れたのだとしたら、
そこまで心に残らないんじゃないかと、心配になってしまう。
がっかりしてしまった。
しかも、最後にネロは生き返り、実の父と再会する。
確かに、アニメ版では父の事にまったく触れてなかった。
最後のナレーションでも、おじいさんと、お母さんの所へ・・・
と、お父さんの事についてはまったく触れてなかった。
ひょっとしたら原作には、父の事が書いてあったのかもしれない。
とはいえ、ネロの生き返りにはちょっとびっくりした。
それに、教会のカーテンのかかったルーベンスの絵を、
自らの手でカーテンを開いてみてしまうあたり、
道徳的にもよくないし、ネロのそんな姿は見たくなかった。
まだまだ、云い足りない事はいっぱいある。
ネロはよく風車を描いていたけど、
ハリウッド版では、風車はただの風景にしか出てこないし、
火事にあったのは納屋で、風車じゃない。
アロアは外国の学校にも行かないし、おじいさんの絵も描かない。
コゼツの旦那はやけに野生的な感じだし、ハンスはたいして腰が低くない。
ただ、ひとつ・・・。
観ているうちに、日本のアニメ版の事を思い出して、少し泣けてきた。
でも、これは、今回のハリウッド版を観て涙したわけではない。
なお、パトラッシュは日本のアニメ版とは似ても似つかない姿で登場する。
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コメント
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投稿: 人気BLOGランキング | 3月 27, 2005 06:39 午後